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- 2024/02/13
ALL WE ACTION DAY レポート ―ALL STELLA ACTION DAY & MY STORY―
いつもノジマステラ神奈川相模原に対し、多大なるご声援をいただき、誠にありがとうございます。
2月10日(土)、12クラブとリーグとで行った新たな試み「ALL WE ACTION DAY」が各地で開催されました。「ALL WE ACTION DAY」は、WEリーグが渋谷で行ったトークイベントと、各クラブ独自の取り組みによって構成され、「"MY STORY" WEリーガーを通じて、女性活躍の多様な姿を発信する」をテーマとしたリーグイベントには常田菜那選手が参加しました。
また、ノジマステラ独自で行ったWE ACTION DAYの今回のテーマは「ALL STELLA ACTION DAY」。ノジマステラ全カテゴリーの選手が集結し、目標設定に関するワークショップを開催しました。
以下、イベントレポートです。
■ALL STELLA ACTION DAY
ホームタウン相模原市にある、ユニコムプラザさがみはらで開催した「ALL STELLA ACTION DAY」。
トップチーム、ドゥーエ(U-18)、アヴェニーレ(U-15)、そして4年生以上のスクール生、約70名の選手が参加し、各カテゴリーが混ざり合ったグループに分け、「目標設定」に関するワークショップを行いました。ワークショップのファシリテーターには、NPO法人ユメイク. 代表理事 飯島沙織さまをお迎えしました。
このイベントにおける1番の目的は「自分の目標と向き合う中で、トップチームの選手たちの経験を未来のWEリーガーへ伝えていくこと」。
【①今の目標、やってみたいこと ②なぜ、その目標を達成したいと思うか ③その目標を達成した時の自分はどんな外見や内面か ④その目標を達成するためにできること、必要なことはなにか】という4つの項目に対して、トップチームの選手も共にワークに取り組みながら、各グループのアカデミー選手をサポートしていきました。
「まずはステラのファン・サポーターにプレーで認知してもらう」「月に1点以上ゴールを決める」「トップチームの選手になる」「アウトサイドのリフティングができるようになりたい」など様々な目標を書き出し、個人ワークを終えた後は、各自が考えた内容をグループ内で発表。アカデミー選手の発表内容にはトップチームの選手がアドバイスを送り、全員の発表を終えたグループではトップ選手への質問タイムを実施。
グループ毎に交流を深め、カテゴリーを超えた「繋がり」を生む時間となりました。
そして、ドゥーエ、アヴェニーレの代表選手が目標と感想を全員の前で発表。
最後はキャプテンの久野吹雪選手が、「このワークシートにみんなで取り組み、アカデミーの選手たちがスラスラと書いているのを見て、凄いなと思いました。トップの選手から色々なアドバイスをしましたが、ここに書いたことはもうそれぞれが意識できていて、次は行動に移すことが大事だと思うので、これからしっかりと続けていってください。トップチームは前半戦を終えて未勝利、監督の交代もあり、選手全員が責任を感じています。ここから後半戦巻き返していくために、2月中はトレーニングを重ね、試合に向けての準備をしていきます。アカデミーはこれから新年度を迎えてまた新しいチームになり、大会が進んでいくと思います。それぞれの目標に向かって、各カテゴリーこれからも頑張っていきましょう。」とイベントを締めくくりました。
自分の目標と改めて向き合い、言葉にして伝えることで目標に対しての取り組みを約束した、各カテゴリーにとって充実したワークショップとなりました。
■コメント
久野吹雪選手
「目標をみんなの前で言うことは、中高生年代にとっては恥ずかしかったりすると思いますが、アカデミーの選手たちがスラスラと書いている姿を見て、頼もしいなと思いました。また、『将来WEリーガーを目指してる?』と聞いたときに『はい』と答えてくれて、それはすごくうれしかったですし、私たちはアカデミーの選手にとって目標となる存在であり、チームはトップリーグにい続けないといけないと感じ、より頑張らないといけないと思いました。トップの選手にとっても考えさせられる、良い時間でした。」
平野優花選手
「目標は自分の中でとどめていることが多いと思いますが、全カテゴリーで話す機会となり、凄く貴重な時間でした。今までどのようにして自分が夢をかなえてきたか、何を大切にしてきたか、という部分は伝えないと伝わらないことだと思うので、そこを話すことができてとても良かったです。」
木村菜々夏選手(ドゥーエ)
「個人の目標は左足の質を上げて、ゴールに直結するパスを増やすこと。チームとしては今年こそ全国制覇をすることが目標です。ワークシートをやってみて、思っていることや目標を言葉や文字にしたりすることの難しさや大切さを改めて実感しました。ピッチの上で思ったことがあった時に、しっかりと言葉にしてチームメイトに伝えていきたいと思います。」
武田真歩選手(アヴェニーレ)
「目標は高校で1年生の時からスタメンで試合に出ることです。他のカテゴリーの皆さんとたくさんコミュニケーションを取ることができて楽しかったです。トップの選手からたくさんアドバイスをもらったので、自分のサッカー人生に活かせるように頑張りたいです。」
上野恵茉選手(スクール ステラクラス)
「プロの選手やアヴェニーレやドゥーエの選手の色々な意見が聞けて、凄く自分のためになりました。自分の意見を発表するときは少し緊張しましたが、選手の皆さんが明るく接してくれて話しやすかったです。自分は毎日練習することを目標にしたので、それをしっかりと継続してプロの選手になりたいです。」
NPO法人ユメイク.飯島沙織様
「トップチームの選手をはじめ、アカデミーの選手の皆さんも真剣に取り組んでいただき、目標がたくさんある選手もまだなかなかイメージのできない選手もいたかと思いますが、
それぞれの目標を知ることで、お互いの刺激になっていたら嬉しく思います。選手の皆さんが自分たちで設定した目標を達成して、なりたい自分に近づけるよう微力ながら応援しています。」
■"MY STORY" WE リーガーを通じて、女性活躍の多様な姿を発信する
渋谷で行われたトークイベントには12クラブの選手が登壇、ノジマステラからは常田菜那選手が参加しました。
「これまでの競技人生の中で経験した困難なこと、WEリーガーあるいは女性アスリート全般がより競技を継続しやすい環境をつくるために、変えていきたいこと・取り組んでいきたいこと」、そして「サッカー選手になれた自分が今後『ありたい姿』、その実現に向けて努力していること」をテーマに、トークセッションが行われました。
常田選手は1つ目のテーマに対し、「学生カテゴリーの競技生活を終えて、私が試合をするとなったときに、お金を払ってプレーを見に来て頂く立場になり、好きというだけでサッカーに没頭してきた自分に対して疑問を持つようになりました。プレーで子どもたちや地域の方々に影響を与えることはもちろんですが、1人の社会人として地域に貢献できる取り組みをしていきたいという思いが強くあります。地域へ貢献することで応援して頂ける人を増やしていきたい、そして、選手自身が地域の方と関わることや地域に貢献することで、アスリートとしての価値を高めることに繋がると思っています。今はチームメイトと地域のゴミ拾い活動をしたり、個人で学童のボランティアに行ったり、そういったちょっとしたところから行動に起こそうと日々取り組んでいます。」と話しました。
12名のWEリーガーの「MY STORY」はそれぞれの個性が溢れ、この日のALL WE ACTION DAYを彩りました。
■コメント
常田菜那選手
「とても緊張しましたが、WEリーガーとしての自分の思いや自分のやろうとしている取り組みに対して、このような場で自分の言葉で発したことでより気が引き締まりました。他クラブの選手の思いを聞くこともできて、すごく刺激を受けました。」
「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会」を実現するために。WEリーグと共に、これからも「WE ACTION」を続けて参ります。